固体燃料ロケット 2012 12 2
2012年10月29日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがあります。
新型ロケット「イプシロン」来夏打ち上げ
宇宙航空研究開発機構は10月29日、
開発中の新型固体燃料ロケット「イプシロン」1号機を、
来年8月から9月に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる計画を明らかにした。
(中略)
点検作業をコンピューターで自動的に行うことで、
打ち上げまでの準備期間を大幅に短縮。
低コストで機動的に小型衛星を打ち上げ、国際競争力を高める。
イプシロンは、「はやぶさ」などを打ち上げ、
2006年に引退したM5ロケットの後継機。
全長約24メートルで、
地球を周回する軌道に1.2トンの小型衛星を打ち上げられる。
(引用、以上)
私は、2012年4月15日に「空中発射型ロケット」という文章のなかで、
このようなことを書きました。
「最近は、固体燃料ロケットの話は、
あまり聞かなくなったと思います。
今は、液体燃料ロケットが主流だからです。
『固体燃料ロケットの時代は終わった』と言う人までいます。
しかしながら、日本にとっては、
完成された技術である固体燃料ロケットを活用すべきだと思います。
しかも、日本には、火薬メーカーや化学メーカーが多数存在します。
(中略)
日本では、株式会社IHIエアロスペースが、
日本を代表するロケット飛翔体の総合メーカーであると同時に、
世界に数社しかない固体燃料ロケット開発メーカーでもあります。
同社は、主として固体燃料ロケット(ロケットモーター)技術を応用し、
各種宇宙用ロケットの開発及び防衛用ロケットの開発と製造を行っているそうです」
(以上)
新型固体燃料ロケット「イプシロン」には、大いに期待しますが、
「空中発射型ロケット」についても研究すべきでしょう。
空中発射型ロケット 2012 4 15
日本の固体燃料ロケットの歴史は古いと言えます。
糸川英夫博士が率いる東京大学生産技術研究所を源流とする、
宇宙科学研究所が先駆的な役割を果たしたペンシルロケットが有名でしょう。
その後、1970年には、全段固体ロケットであるL-4Sロケットで、
日本発の人工衛星「おおすみ」を打ち上げ、
1985年には、M-3SIIロケットによる世界初となる全段固体ロケット
人工惑星「さきがけ」を誕生させました。
「さきがけ」は、ハレー彗星探査を行う宇宙探査機でした。
(以上、ウィキペディアから引用)
最近は、固体燃料ロケットの話は、
あまり聞かなくなったと思います。
今は、液体燃料ロケットが主流だからです。
「固体燃料ロケットの時代は終わった」と言う人までいます。
しかしながら、日本にとっては、
完成された技術である固体燃料ロケットを活用すべきだと思います。
しかも、日本には、火薬メーカーや化学メーカーが多数存在します。
「空中発射型の固体燃料ロケット」は、どうでしょうか。
小型の人工衛星を打ち上げるには、
液体燃料ロケットでは、コストが高すぎます。
そこで、「空中発射型の固体燃料ロケット」の出番があると思います。
日本では、ボーイング787の導入で、
ジャンボジェットのB747が不要になると思います。
そこで、B747を改造して、
空中のロケット発射基地とするのです。
(この話は、エアワールド2006年6月号に出ているそうです)
日本では、株式会社IHIエアロスペースが、
日本を代表するロケット飛翔体の総合メーカーであると同時に、
世界に数社しかない固体燃料ロケット開発メーカーでもあります。
同社は、主として固体燃料ロケット(ロケットモーター)技術を応用し、
各種宇宙用ロケットの開発及び防衛用ロケットの開発と製造を行っているそうです。